私は4年間チェーンの飲食店で正社員として働いてきました。
その4年間を振り返り、飲食店は辞めたほうがよかったのか、辛かったことは何だったのか、辞めていった同僚は何の理由で辞めたのか、等々リアルな声をお伝えします。
こんな方におすすめ
- 飲食店で働こうか悩んでいる方
- 飲食店で働くメリット・デメリットを知りたい方
- 飲食店をやめようか悩んでいる方
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飲食店で働くメリット・デメリットは?
まずは飲食店で働くメリットとデメリットについてお話いたします。
結論.デメリットのほうが圧倒的に多い
飲食店は万年人手不足に悩まされているため入社するのが簡単、という理由で入社を決める方も中にはおられるかと思います。
バイトではなく正社員として働くという方、、、
もう一度考えなおしてください
ほかに志望していた会社にすべて落ちた等の理由がない限りおすすめはできません。
ぜひ以下に記載したメリットとデメリットを踏まえたうえで冷静に職業を選んで下さい。
メリット①接客のスキル(コミュニケーション能力、敬語、傾聴力)が上がる
キッチン業務のみ行う場合を除き、基本的にお客様に接し続けます。
接客を続けていき都度学んでいくことによって、コミュニケーション能力や社会人としては当たり前の敬語、傾聴力が少しずつ上がっていきます。
どの職種に行ってもこれらの接客スキルは必要になってくるので社会人としての基礎的な部分を集中的に作ることができるといえます。
メリット②忙しい時でも冷静に仕事の優先順位をつけることができるようになる
最初はピークの時に頭が真っ白になってしまい、どう動いていいかわからなくなってしまうかと思います。しかし、そのうち忙しい時も対応できるようになってきます。
忙しいときでも冷静に仕事の優先順位をつけることができる力はほかの職業になったとしても生かされます。
メリット③店員さん側の気持ちがわかるようになる
皆さん一度は店員さんに理不尽な理由でキレている客を見たことはないでしょうか。
飲食店で働いたことがある人間なら絶対にやることは無いと思っています。
なぜなら働いている時に一度は理不尽に客にキレられる経験をしたり、身近な人がキレられているのをみたことがあるからです。
また店員さんに対して感謝の心を持つことができるからです。
忙しい時でもお店を回そうと努力してくれて、自分が休みの日に働いてくれている、時間も不定休にも関わらず働いてくれている。
そのほかにも飲食店経験者にしかわからないような細かな感謝もあるかと思います。
そしてここからデメリットになります。
デメリット①給料が低い&ボーナスもほぼない
まずは給料が低いということ。
これは絶望的に低いです。貯蓄なんて夢のまた夢。今を生きるのに精一杯です。
給料のわりに肉体的・精神的な疲労はしっかりとあるのがきついです。
毎月全然給料日が楽しくないですからね。。
そしてボーナスは寸志程度です(出ないところもあると聞きました)。
昇給もほぼしないので下手すればバイトと変わらない手取りなんてこともざらにあります。
デメリット②福利厚生がほとんどない
福利厚生が整っているとはお世辞にも言えません。
ほとんどないと思って探したほうが良いかと思います。
デメリット③手荒れがひどい&爪を伸ばしたりネイルすることはできない
ハンドクリームをしてもしても繁忙期はボロボロになります。
手荒れ用に手袋をするように言われたりすることもありますがピーク時にそんな時間はありません。
また、衛生上の問題から爪を伸ばしたりネイルをしたりすることもできないのが年頃だったのできつかったです。
ちなみに1番おすすめのハンドクリームはアトリックスのハンドクリーム(薬用)でした。安いものも試したんですが合いませんでした。。
デメリット④休みが少ない&友人と休みが合わない
休日が本当に少ないです。
週に2日休めずに1日だけ休みなんてこともざらにあります。また、バイトが休みになり数時間だけ休日出勤なんてこともよくあります。。
また、有給の取りにくさは業界でもトップクラスだと思います。
基本的に忙しくなる休日に休みを取ることはできないので平日休みとなるのですが、友人や家族と予定が合いません。年末年始やお盆、GWも同様です。
デメリット⑤ずっと立っているため肉体的な疲労がすごい
一日中立ち仕事な上にずっと動き続けているため肉体的な疲労がすごいです。
特にピークの後はヘロヘロになってしまいます。
まだ若いうちならいいかもしれませんが年を取っていった後のことを考えると厳しいです。
飲食店をやめる理由ランキング
一位 給料
同窓会などで周りとの給料の差に気付いた時や、結婚をして家庭を持った等の人生の転機で今の給料ではやっていけないと感じやめる人が多かったです。
二位 休みの少なさ
休みが少なすぎてやめる人も多かったです。自由に有給を取ることも難しいのが現状多いかと思います。
また休日出勤の多さや子供との時間を優先してやめる人もいました。
三位 肉体的な疲労
これは20代後半の人に多かったです。
ある程度仕事にも慣れて将来のことを考えたときに無理だと感じる人が多いようです。
40代や50代で正社員として飲食で働いている人は超人だと思いますね。。
子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法 [ 竹内 健登 ]
まとめ.よほど飲食で働く理由がない限り避けたほうが良い
切羽詰まっておりどこでもいいから働かないといけないという場面でない限りは避けたほうが良いかと思います。
上記であげたメリットはアルバイトでもつけることができますし、
デメリットがあまりにも多いです。
また、将来体力が衰えていったときに今よりもきつくなる未来が見えています(給料はほとんど変わらずで、、、)。
皆様がホワイトな企業で働くことができることを祈っております!(そして私に紹介してください)